新築から所有している物件の売り時は?

 

新築で購入した家というのは誰しも愛着があるものです。
その家の歴史は、そのまま自分たち家族の歴史であるわけですから中々手放したくはありません。しかし、環境の変化や仕事の都合等で、そうは言ってもいられない時というのがあります。

 

もし売ることになるのであれば、どうせなら高値で売りたい。そう思うのが人間というものでしょう。
では、新築から所有している物件を売却するのであれば、タイミングとしてはいつ頃を狙うのがいいのでしょうか。

 

大きく分けると2つのタイミングがあります。
それは購入から5年目と10年目です。

 

なぜこの2つのタイミングが売却に適しているのかをご説明しましょう。

 

5年目

まず1つめの5年目です。
これは不動産の売却に関わる「譲渡所得」にかかる税金に関係しています。

 

「売却価格-(取得費+譲渡費用)-特別控除」で計算されるものを譲渡所得と呼びますが、これには所得税や住民税がかかってきます。
そして不動産を所有している期間が5年以下か5年超かで譲渡所得はそれぞれ「短期譲渡所得」と「長期譲渡所得」に分かれます。

 

【5年以下】短期譲渡所得にかかる税金

  • 所得税 30%
  • 住民税 9%
  • 合計 39%

【5年超】長期譲渡所得にかかる税金

  • 所得税 15%
  • 住民税 5%
  • 合計 20%

短期譲渡所得の税金倍率は長期譲渡所得の税金倍率の2倍ほどになるのです。

 

売った後にかかる税金はできるだけ減らしたいもの。
ですので、長期譲渡所得に切り替わる「5年目」というのが1つの目安なのです。

 

10年目

次に2つめの10年目です。
これは特にマンションに関わる話になりますが、物件というのは築10年目頃から徐々に経年劣化が目立ち始めます。

 

そこでマンションでは築10年を超えると、外壁などの大規模修繕工事が必要になり、その工事の規模等によってはまとまった金額を支払わなければならなくなります。
もちろんそれまでに毎月修繕積立金を払ってきているはずなのですが、その額では補いきれないぐらいの工事になるかもしれませんからね。

 

ですので、大規模修繕が行われる可能性のある10年目を目安に物件を売ってしまうというのが、1つの売却タイミングになるわけです。

 

同じようなことは同じマンションの居住者も考えているはずなので、新築マンションは築10年目を目安に、売却物件が一気に増えます。
すると、値崩れを起こす要因になるので実際は10年目よりも少し早く売りに出すのが理想的と言えるでしょう。

 

以上が新築物件を売りに出す2つのタイミングでした。物件の売却を検討されている人はぜひ参考にしてみてください。

新築から所有している物件の売り時は購入から5年目と10年目関連ページ

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