住宅ローンが滞った時にやってくるサービサーとは?

 

債権に関して、一般にサービサーと呼ばれている民間の業者がいます。
住宅ローンのような債務がある人でも基本的にはサービサーには縁がありません。
ただ、返済が滞ったりしたときにはサービサーとの接点が出てくることがあります。

 

サービサーは法務大臣から正式に許可を取って行っている債権の管理回収をする専門の業者です。
かつては、こうした業務は弁護士しか認められていなかったのですが、膨大な不良債権処理の需要に応えて、こうしたサービサーというものが日本でも生まれました。

 

サービサーは債権者と債務者の間に入り、債権回収を行うことで利益を上げることになります。
つまり債権者から委託されたり、譲渡されたりした債権を債務者から回収することがビジネスの基本です。

 

実際には、金融機関が保有している不良債権を買い取って、それを回収したり、別のサービサーに売ることで利益を上げています。
この際、不良債権は二束三文の値段で買い取られることが多いようです。

 

価格についてはどのくらいの回収余地があるかで変わるようですが、
基本的には債務の数パーセント程度だと思ったら良いでしょう。

 

なぜ、そんなに安く不良債権が売られるかと言うと、金融機関が比較的簡単に回収できる部分は回収してしまっているため、もう回収が難しくなっているものが多いからです。
金融機関がこれ以上回収を続けても、時間とコストが見合わないと判断し、また帳簿上からそうした債権を消すことが出来るため、サービサーに債権を渡すのです。

 

このように債権の流れとしては、金融機関からサービサーに債権が移ることで、債務者はサービサーと交渉することになります。

 

例えば、住宅ローンを滞納した場合、その住宅は抵当に入っているでしょうから、返済できない場合、競売などの措置が取られることになるでしょう。
この競売前の時点で債権がサービサーに渡っていることもありますし、競売後の残りの債権だけがサービサーに渡ると言う場合もあります。

 

ですから、不動産関係の場合、住宅ローンや不動産投資の融資など、何らかの借金をしている場合、その債権がサービサーに渡ることで、サービサーとの接点が出てきます。
いずれにしても、サービサーは債権者ですので、債務者の側は真摯に対応するべきだと言えます。

 

交渉の際には今の現状を正直に言って、対策を相談したほうが良いでしょう。
元々は、破格の値段で買い取った債権が多いですから、サービサーの側も全額回収なんて言うことは考えていません。

 

ですが、サービサーもビジネスである以上、債権の買い取り額+αが必要だと考えています。
そうした点も考慮して、サービサーとの交渉に当たりましょう。

 

もちろん、サービサーと交渉するような事態は誰もが避けたいでしょうが、返済が滞っている以上は仕方がありません。
ローンを組む時点で、極力、こうした事態にならないようにするためにも、無理な返済計画は避けたいものです。

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