サルでもわかる路線価図の読み方

 

まず、路線価ってなに?

路線価とは、道路に面する宅地1uあたりの評価額のことであり、相続税や贈与税を計算する際に基準となるものです。
路線価には「相続税路線価」と「固定資産税路線価」がありますが、一般的に「路線価」というと相続税路線価を指しますので、次に相続税路線価について説明しましょう。

 

相続税路線価とは

相続税路線価とは、相続税や贈与税を算出する際に基準となる価格で、国税局が毎年7月に、その年の1月1日時点の評価を基に公表します。目安は公示価格の80%程度とされています。

 

路線価図

路線価とは何かについて触れたところで、次はテーマである路線価図について説明しましょう。

 

路線価図とは、1u当たりの土地評価額が地図上に描かれたものです。そのままですね。
地図なので、見慣れない記号や番号が書かれていますが、基本的な読み方さえ覚えてしまえばあとは簡単です。

 

路線価図は国税庁のホームページから閲覧することができます。
※平成27年度新宿区を参照

 

 

まずこちらは路線価図上で見られる記号です。
一番左の「27」は平成27年という意味で、その下の「21011」はページ数です。

 

 

そして次にビル街地区、高度商業地区などの地区ごとに記号が定められており、一番右の表では対応する記号(A〜G)ごとに借地権割合を示しています。

 

そして地図上ではこのように示されています。

 

 

620という数字は路線価を千円単位で表したものなので、この場合は1u当たり650,000円ということですね!
そして横にくっついているアルファベットのCは、借地権割合を示していて、この場合は70%ということになります。
※平成27年度新宿区を参照

 

どうでしょう?
数字とアルファベットの意味、この二つが分かればあとはその数字に1000をかけるだけで簡単に路線価を知ることができます!

 

土地の評価額の計算方法

1u当たりの評価額が分かったところで、土地全体の評価額を計算してみましょう。
「奥行価格補正率」というのは、宅地の奥行距離に応じて定める補正率であり、国税庁HPから閲覧できます。

 

一路線に面する宅地

路線価30万円、借地権割合70%、奥行35mの700uの土地を例に計算してみましょう。

 

 

自用地の価格

路線価×奥行距離35mに応ずる奥行価格補正率=1u当たりの価格
300,000円×0.98=294,000円

 

1u当たりの価格×地積=自用地の価格
294,000円×700u=205,800,000円

 

借地権の価格

自用地の価格×借地権割合=借地権の価格
205,800,000×70%=144,060,000円

 

二路線に面する宅地

路線価30万円、側方路線価20万円、借地権割合70%、35m×20m合計700uの土地

 

 

自用地の価格

正面路線価×奥行距離35mに応ずる奥行価格補正率=A
300,000円×0.98=294,000円

 

A+(側方路線価×奥行距離20mに応ずる奥行価格補正率×側方路線影響加算率)=1u当たりの価格
294,000円+(200,000円×1.00×0.08)=310,000円

 

1u当たりの価格×地積=自用地の価格
310,000×700u=217,000,000円

 

借地権の価格

自用地の価格×借地権割合=借地権の価格
217,000,000×70%=151,900,000円

 

※平成19年分以降用の奥行価格補正率等により計算しています
(国税庁ホームページより)

 

以上、「路線価図の読み方について」でした。
地図から路線価を調べることは簡単ですが、そこから土地全体の評価額を計算するとなると少しややこしくなる・・・という印象でしょうか。

 

数字が苦手な方はそう感じるかもしれませんが、ひとつひとつ順番に公式に当てはめて計算すれば誰でも土地の価格を計算することができます。

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